G大阪のU―22日本代表MF宇佐美貴史(18)が、結婚することが21日、明らかになった。
 お相手は幼なじみで、現在は成蹊大に在学しながらキャスターとして活躍する田井中蘭(19)。
 
 年内に婚姻届を提出する予定で、すでにクラブや関係者には報告済みだ。将来の日本サッカーを背負うといわれる若き天才が、生涯の伴侶を得てさらなる飛躍を目指す。


 G大阪の至宝、そしてプラチナ世代のエースとして、その将来を嘱望されている宇佐美が、驚くべき若さで結婚を決めた。
 ドイツの強豪バイエルンも獲得に興味を示し、日本代表入りも間近と言える天才プレーヤーだが、10代での結婚はアスリートでは異例だ。

 お相手の田井中蘭は、宇佐美よりひとつ年上の19歳。
 05年から芸能活動を始め、女優としてドラマ「キューティーハニーTHE LIVE」などに出演。
 昨年から成蹊大文学部に進学することを機に、キャスターとして活動している。

 ふたりは同じ京都府長岡京市出身で、お互いの自宅も徒歩5分以内にあった幼なじみ。先輩後輩だった中学時代に交際を始めたが、その後多忙な生活の中、一度は別れた。
 しかし関係者によると、当時から宇佐美は「結婚するのは蘭しかいない」と話していたという。
 交際を再開したのは昨年。その後は遠距離恋愛で愛を深め、今年に入り結婚を決めた。なお妊娠はしていない。


 宇佐美は本紙の取材に対し「はっきりしたことは、きちんとしたタイミングで話します」と語ったが、すでにお互いの両親にも報告済み。将来は海外挑戦も希望しており、食事面などでサポートしてくれる愛妻の存在は、大きな力になるはずだ。現在、宇佐美はG大阪の独身寮で暮らしており、新婚生活を始める時期などは未定。最愛の彼女とゴールインを果たし、二人三脚で世界の頂点を目指す。


◆宇佐美 貴史(うさみ・たかし)

 1992年5月6日、京都府長岡京市生まれ。18歳。長岡京サッカースポーツ少年団、G大阪ジュニアユースを経て、G大阪ユース在籍中の08年に飛び級でトップ昇格。J1デビューは09年5月24日の鹿島戦(万博)。J1初得点は10年4月24日のF東京戦(万博)。昨季は26試合7得点で、Jのベストヤングプレーヤーに選出。アジア杯の日本代表予備登録メンバーにも選ばれた。現U―22日本代表。178センチ、68キロ。血液型B。


◆田井中 蘭(たいなか・らん)

 1991年9月17日、京都府長岡京市生まれ。19歳。2005年に雑誌の誌上オーディションをきっかけに、芸能界入り。女優として映画、CM等に出演するなど活動するが、09年に大学受験を機に一時活動休止した。その後、成蹊大に入学した10年から、キャスターとして活動を再開している。特技は少林寺拳法。152センチ。


 ◆10代での結婚 厚生労働省が2009年に行った人口動態調査によると、人口1000人に対し、19歳までに結婚する人数は男性が1.87人、女性が4.29人。
 10代同士の結婚は、一般的にも非常に珍しいケースといえる。



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